一将功成って万骨枯る 2015 7 11

 経済ニュースでは、連日のように、
日本の大企業である「東芝」の不適切会計問題のニュースがあります。
 2015年7月10日の時事通信社のニュースには、このようなニュースがありました。
「社長の『圧力』影響か、東芝の不適切会計」
 東芝の不適切会計問題で、現社長や前社長が、
業績目標の達成に向け、
メールや電話などで幹部に強く求めていたことが10日、分かった。
 この問題を調査している社外の第三者委員会は、
こうした社長の指示が社内でトップからの「圧力」と受け止められ、
不適切な会計処理につながった可能性があるとみて詳しく調べているもようだ。
(引用、以上)
 新聞報道では、「過去最大の営業利益を目指していた」とされますが、
その時の事業環境を考えれば、無理だったと思います。
 そうなると、各事業部は、数字を取り繕うしかなかったのでしょう。
それが、結果として、巨額の「不適切会計問題」につながったのです。
 「一将功成って万骨枯る」
これは、「一人の将軍が手柄を立てるときには、
無数の人々の生命が犠牲になっている」という意味です。
 そもそも、「東芝」という会社は、
「地味だけれど、コツコツと頑張る」というイメージだったと思います。
 これは、日本企業に共通するイメージでしょう。
だからこそ、外国人は、日本製品を買うのです。
 日本人は、地味だけれど、職人のように、コツコツと頑張る。
そういうイメージがあるからこそ、
外国人は、安心して、日本製品を買うのです。
 このたびの東芝の不適切会計問題は、
日本の国益を損ねる行為と言えるでしょう。
 東芝は、今後、
「地味だけれど、コツコツと頑張る人」を登用していくべきでしょう。
















































































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